ワクチン接種

ワクチン接種

当院の予防接種

当院では、インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチン、子宮頸がんワクチンなど、様々な予防接種を実施しております。
予防接種を希望される方は、事前に当院へお問い合わせ頂き、ご予約のうえご来院ください。

また、インフルエンザワクチンに関しましては、予防接種の時期が近づきましたら、当院のウェブサイトの「お知らせ」ページでお知らせいたします。

インフルエンザワクチン

インフルエンザには複数のタイプが存在します。毎年異なるタイプが流行するため、以前に予防接種を受けた場合でも、効果が保証されるわけではありません。

インフルエンザが流行するのは、例年12月からで、翌年の1月から3月にかけてピークを迎えます。インフルエンザワクチンの効果は、接種後2週間から5ヶ月程度続くとされていますが、抗体ができるまでに1~2週間ほどかかります。したがって、インフルエンザの流行期の2週間前くらいの11月半ばまでに接種することが望ましいです。

肺炎球菌ワクチン

肺炎は、様々な細菌やウイルスが原因となって発症する病気ですが、その中でも最も多い原因菌は肺炎球菌です。
成人の肺炎の2〜4割が肺炎球菌によるものとされています。

特に高齢者の肺炎は、死亡率が非常に高いことで大きな問題となっており、肺炎による死亡者の97%以上が65歳以上の高齢者です。
このような肺炎を予防するためには、肺炎球菌ワクチンの接種が重要です。

また、インフルエンザに感染すると免疫力が低下し、肺炎などの合併症を引き起こす可能性があります。そのため、肺炎球菌ワクチンだけでなく、インフルエンザワクチンも併せて接種することが推奨されています。

帯状疱疹ワクチン

50歳以上の方に2カ月間隔で2回接種します。

帯状疱疹とは、水膨れを伴う赤い発疹が体の左右どちらか、帯状に出る皮膚の疾患です。強い痛みを伴うことが多く、症状は3~4週続き、治癒しても約2割の方には帯状疱疹後神経痛と呼ばれる痛みが残ることがあります。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が50歳以上の成人での帯状疱疹の発症リスクを高める可能性があることも報告されています。(Bhavsar A. et al.)

当院で採用しているワクチンはシングリックスになります。

2020年に認可され、2か月間隔で2回接種(合計2本)が必要ですが、予防効果が90%以上と高く、効果の持続も9年後の時点でも確認されて長いため、弱毒生水痘ワクチンより好んで使用されます。乳がん治療中など生ワクチンを接種できない免疫抑制状態の方でも接種可能です。ただ、注射部位の痛み・発赤・腫れや、全身の筋肉痛・倦怠感などの副反応がでることがありますが、高齢者への推奨ワクチンとなっています。

接種費用は1回21,000円、(2回接種で42,000円)です。

子宮頸がんワクチン

子宮の入り口である「子宮頸部」に発生するがんのことを子宮頸がんと言い、発症年齢のピークは30代後半とされています。当院では、子宮頸がんワクチン「ガーダシル」を使用しており、このワクチンには子宮頸がんの原因となるHPV16型・18型の予防効果があります。それ以外にも、ウイルス性性感染症の一種である尖圭コンジローマの原因となるHPV6型・11型の予防にも有効です。子宮頸がんは比較的若い年代でも発症することが多いため、早めの予防接種をお勧めします。

keyboard_arrow_up