骨密度検査

骨粗しょう症の診断(骨密度測定:DEXA(デキサ)法)

デキサ法とは

骨密度当院では、骨粗しょう症の診断と治療に力を入れており、デキサ法を用いた正確な骨密度測定を行っています。この方法は微量なX線をあてる方法で、従来の超音波などの検査よりで正確な診断をすることができます。骨密度は、骨のなかにカルシウムやミネラルがどれほどあるかを示す数値です。成人(20~44歳)の平均値が基準となっており、これを100%として、骨密度検査では何%であるかを示します(YAM、T-score)。基準値より骨密度が低く、YAM≦70%やT-score≦-2.5の場合、薬物療法の適応になります。

検査をお勧めする方

  • 閉経後の女性
  • 乳癌術後にホルモン治療を受けている方、特に閉経後
  • その他、リスク因子である(喫煙、飲酒、骨折の家族歴)を有する女性
  • 自己免疫疾患などでステロイド内服されている
  • 低骨量を呈する疾患(糖尿病、甲状腺疾患、早期閉経、慢性腎臓病、肝疾患など)

など

骨粗しょう症について

骨粗鬆症以下のどれかに当てはまる場合、骨粗しょう症と診断されます。(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版による)

1. 骨密度がYAM(若年成人平均)の70%以下の場合。
2. 脊椎圧迫骨折または大腿骨頚部骨折の脆弱性骨折がある場合
3. それ以外(手関節、肋骨など)の脆弱性骨折があり、YAMが80%未満の場合

骨粗しょう症と診断されたら状況に応じて治療を開始します。骨や全身の状態を調べるため、血液検査をする場合もあります。
薬としては、活性型ビタミンD・SERM・ビスフォスフォネートなどの飲み薬のほか、最近ではより効果の強いデノスマブ・副甲状腺ホルモン剤(テリパラチド)などの注射も使用されており、どの薬が良いか判断します。
また骨粗しょう症の予防や治療は、薬だけではありません。

1.カルシウムの多い食事
2.適度な運動
3.日光浴
骨粗しょう症にならないよう、これらの日常生活での注意も大切です。

費用について

DEXA法骨密度測定検査は健康保険が適用されます。

1割負担の方 140円
3割負担の方 420円

ご興味のある方はスタッフにお尋ねください。

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