乳がん検診について
女性のがんの中でも最も多いのが「乳がん」で、日本では9人に1人が罹患しています。しかし、乳がんは早期発見と、適切な治療を受けることができれば、高い確率で治癒が見込めます。
乳がんが増加している原因
乳がんになる原因とその進行は、女性ホルモンに関連するものとされています。
食生活の欧米化や出産の減少、初潮年齢が若年化したり閉経時期が遅延したり、女性ホルモンの影響を受ける時期が長くなった事が、近年乳がんが増加していることと関係していると考えられています。
乳がんを発症しやすい女性の特徴
乳がんになる一番のリスク要因は「遺伝」です。特に姉妹や母親が乳がんになった人は、罹患率が倍になると考えられています。
また、下記に該当する方は乳がんになりやすい傾向にあるとされています。
- 飲酒の頻度が多い人
- 肥満の方(特に50歳以上で、体重が標準の120％以上)
- 避妊薬のピルや副腎ホルモン、女性ホルモンを常用している人
- 初潮の年齢が早かった人(11歳以下)
- 閉経の年齢が遅かった人(55歳以上)
- 出産経験がない、または初産が30歳以上の方
- 乳がんに罹患したことがある方(逆側の乳房が乳がんになる危険性が高い)等
乳がん検診の重要性
初期に自覚症状がない乳がんの発見には、定期的な自己管理が必要です。早期発見のために乳がん検診のご利用をお勧めします。乳がん罹患率は、40歳以上になると子宮がんの約2倍、卵巣がんの約4倍とされています。
乳がんに罹患したときの乳房の変化
自己触診を行なった際に下記のような変化が乳房に見られた場合は、できるだけ早く専門医を受診しましょう。
- しこりが触れる場合
- 乳房に痛みを感じた場合
- 乳頭分泌がある場合
- 片方の乳房にのみ違和感を感じた場合
- 乳頭にえくぼのようなくぼみやひきつれが見られる場合
- その他、乳房に違和感を覚えた場合
足立区乳がん検診（受診は2年に1度）
対象（年度末年齢）
- 40歳以上かつ、前年度に未受診の女性
本年度受診者と40,45,50,55,60,65,70歳の方には、6月頃に受診券が区役所より発送されます。 - 上記の6月発送対象者以外で対象年齢の方は、別途お申し込みが必要です。
※妊娠中の方、豊胸手術等をされている方、乳がんの治療または経過観察中の方、ペースメーカー等の機器を体内に装着されている方は対象外です。
費用
500円（生活保護受給者・中国残留邦人等支援給付受給者の方は免除制度がございます）
※検査した結果、精密検査等が必要と判断された場合は保険診療（有料）になります。
検査項目
マンモグラフィ撮影、問診
超音波検査の追加
| 費用（税込） | |
|---|---|
| 超音波検査の追加費用 | 4,950円 |
